2013年。2月。
元少年少女生態図鑑というイベントに、マーヤはお客さんとしてやってきた。
彼女の姉「たなかなゝ」のライブペイントを見に。

 

 

音楽やアート、お芝居をミックスしたカフェイベントで、ぼくは以前から知り合いだった「たなかなゝ」とライブペイントをやった。
彼女の絵と、僕のギターで。
その時はたなかなゝと、ましてや妹のマーヤとバンドをやるなんて思いもしなかった。

「ライブペイントやりたいなー」とつぶやいていた、たなかなゝ。
「やってみたいなら、やりたいっていえばいい。」
それを身上とする僕はちょうど企画中だったそのイベントに、なゝをもぐりこませたのだった。彼女はとてもロックンロール的魅力のある女の子で。繊細でドリーミーな絵を描くアーティスト。

聞けばマーヤは息子と同い年。
受験を控えた高校三年生。
受験がんばってね〜なんかいう当たり障りのない会話で、おわった。

 

 

 

第一回悪人企画のチラシ

第一回悪人企画のチラシ

生まれてはじめてのライブペイントをするナナと僕。

生まれてはじめてのライブペイントをするナナと僕。

はじめて顔をあわせた日。このときはバンドなんて全然思わなかった。

はじめて顔をあわせた日。このときはバンドなんて全然思わなかった。

 

 

2013年10月5日。再会は、たなかなゝ初の個展会場にて。

初の個展にて。再び、あう。
LINEではときどき話してたけど。
大学生になってから会うのははじめて。
なんかのライブにいった帰りにきたようで、ロックンロールなテンション。

このころから「なんかやりたい」と思うようになったよう。

DJやりたい!とか音楽やりたいとか。

まだまだマーヤは「たなかなゝ」の妹。だけな、感じ。

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「まあ、せっかくだから、ギターも少しひけるんだったら音楽やってみようよ。」

「やりたいー!できるかな?」

「なに歌いたい?」

「椎名林檎のギプスとか。」

「オリジナル作ろうか?」

「わー!ぜひ!」

というようなやり取りのあと。曲を書いた。

ティーンエイジのブルース。
無敵のティーンエイジ。
大人になりたい、大人になりたくない。

そんなことをテーマに。
その後マーヤのテーマソングになる「ティーンエイジブルー」


咲き誇る花の暴力 まき散らす恥を集める
私はティーンエイジ 無敵

雪被る平坦な空き地 足跡を無意味につけ
私はティーンエイジ 無敵

知らないことが多いことを知ってる
未来の力を根拠なく信じる

大人になりたい
大人になりたくはない
子供がきらいだ
子供でいたくない

ティーンネイジブルー 夢は夜開くかしら

 

ひとつぶの蜜を片手に ひとときの夢をむさぼる
私はティーンエイジ 無敵

変わらないことが多いことを知ってる
変わらないものに真実があることも

大人になりたい
大人になりたくはない
子供がきらいだ
子供でいたくない

ティーンネイジブルー 夢は夜開くかしら

ティーンネイジブルー


 

もちろんこの時点では、マーヤの歌を聞いた事もない。

予定ではマーヤがギターを弾きながら歌って、僕がそのサポートをする。
割とやりなれた構成のユニットを考えてた。
そんなに好きじゃないけどね(笑)

 

一度スタジオに入ってみようよ。
ギター持っておいでよ

(続く)