ソロのライブを見に来てくれたマーヤとスタジオに入る日にちなど決めた。

「曲をいくつか作りたいから、言葉の断片をちょうだい。詩になってなくていいから」

マーヤから送られてきたメッセージは
10代のイライラをそのままストレートにぶん投げたような言葉だった。
それをあっちこっち切ったりはったりしてできあがったのは
イライラしてどうしようもなくなったとき、爆音でロックをかけて紙をビリビリに破る!って曲。
ビリビリビリー(笑)


腹が立ったり 悲しくなったり
どうしようもなくなったときは

紙を大量に破る
爆音でロックをかけて

ビリビリビリー

 

散らばった紙を ばらまく
白い壁に 投げつける

そのあとはたくさん泣いて
そのあとはたくさん泣いて

ビービービビー

 

泣きつかれてホッとする
熊のぬいぐるみを抱いて
泣きつかれてホッとする
二段ベッドは固く冷たい

SO SO SO COLD


 

バンドの名前はマーヤとストーカーズ

いまのところ二人しかいなかったのだけど頭のどこかで、ギター2台のユニットではない気がしていた。
GSのようなメンタイロックのような。
まあ、まだ歌を聞いた事はないんだけどね(笑)

マーヤとスタジオで初練習。
緊張してるようだ。
イントロを刻み始めると、彼女はどしっと、決まった。
ロックバンドのセンターになるべき何か
僕がずっと探していた何かをもっていた。

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マーヤの歌をはじめて聞く。
おかしなもんだな。歌も聞いたことのない素人と音楽をやろうなんて。
やれる根拠はない。ましてや人前でなんて。

マーヤの歌は、僕の想像通り堂々としてた。
声は低めで、音域もある。

なにしろお父さんが友達からもらったというギターを抱えた姿が
とてもキャッチー。
小さな身体に、エレキギター。

ファズをきかせたマイナーコードがスタジオに鳴り響けば
怖いものなんてない。

この日は撮影をして、ビジュアル面のイメージを固めた。
1960年代のマージービートと
1980年代のめんたいロックをミックスしたガレージサウンド。
そんな音がだせたら、ぴしゃり!だろうなあ。

2014-02-14 13.17.05

でも、そのためには。ベースとドラムが必要だ。

続く